エッセンシャルオイルの種類
エッセンシャルオイルの種類によって期待できる効果は異なります。
効能別に代表的なエッセンシャルオイルを紹介します。
体の不調の改善に
- 頭痛に
ラベンダー、ペパーミント、カモミール・ローマン、マジョラム等 - 冷え性に
マジョラム、サンダルウッド等 - 便秘に
ベルガモット、ゆず、マジョラム等 - 花粉症に
ペパーミント、ティーツリー、ローズオットー等 - 胃の痛みに
マジョラム、ラベンダー等
精神的なリラックスに
精神の安定効果があるといわれるこれらの他に、お気に入りの香りを楽しむのもおすすめです。
- ストレスに
サンダルウッド、イランイラン、ネロリ、ジュニパーベリー、ネロリ、ゼラニウム等 - 不安感の解消に
ジャスミン、ベルガモット、クラリセージ、フランキンセンス、レモンバーム等 - 不眠に
ラベンダー、オレンジスイート等
美容・スキンケアに
種類によって効能が違いますので、自分の肌の悩みに合ったオイルを見つけてみてください。
- 肌荒れに
ティーツリー、ラベンダー、ローズオットー、ローズウッド等 - 乾燥肌対策に
フランキンセンス、ゼラニウム、ローズオットー、ローズウッド等
ダイエットに
食欲の減退作用のあるエッセンシャルオイルは、ダイエットにも効果的です。
- ベルガモット、パチュリ等
女性特有の悩みに
女性ホルモンを整える効能があるといわれるエッセンシャルオイルは、生理痛、生理不順、更年期障害、月経前症候群(PMS)等の女性特有の悩みを緩和する作用が期待できます。
- ゼラニウム、イランイラン、クラリセージ等
むくみの改善
むくみで悩んでいる人は、代謝を高める効果や、利尿作用があるとされるエッセンシャルオイルがおすすめ。アロマオイルトリートメントにも最適といえます。
- ゼラニウム、ジュニパー、レモン、ゆず、ベルガモット等
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では次に、アロマトリートメントに使う精油をブレンドするベースとなるオイル(キャリアオイル)をご紹介致します。
キャリアオイルとは?【キャリアオイルおすすめ6選】ホホバもオリーブも!
「キャリアオイルって何?」「どうやって使うものなの?」と疑問に思っていませんか?
キャリアオイルという名前は聞いたことがあっても、どういうものなのか、どんな種類があるのかもよく分かりませんよね。
そこで今回は、キャリアオイルとは何なのか・おすすめのキャリアオイルについてご紹介します!
キャリアオイルとは?
肌になじんで全身にエッセンシャルオイルを運ぶ(Carry)ことから、 キャリアオイルという名前になったと言われています。
キャリアオイルはとてもたくさんの種類があり、その中には、わたしたちになじみのあるオリーブオイルや、椿油・ホホバオイル・アルガンオイルなども含まれています。
キャリアオイル単体でマッサージや肌のお手入れに使用したり、エッセンシャルオイル(精油)の原液をキャリアオイルで薄めて、アロママッサージなどにも使用されています。
自分にあったキャリアオイルを選ぼう!おすすめオイル6選
キャリアオイルには、とてもたくさんの種類がありますが、その中でも、比較的使いやすいおすすめのキャリアオイルについてご紹介します。
オリーブオイル
オリーブオイルは、オリーブの果実から抽出される植物油です。
食品や化粧品として幅広く使用されています。
オリーブオイルは肌なじみが良く、肌を保護して乾燥を防ぐことから、化粧水やクリームなどの化粧品に多く配合されます。また、食品として広く使用されるオリーブオイルの主成分オレイン酸は、健康にも良いと言われています。
ホホバオイル
ホホバオイルのホホバとは、メキシコ・カリフォルニアなどの砂漠に生息している暑さに強い植物です。そのホホバの実から抽出されたものが、ホホバオイルです。
ホホバオイルは、肌の乾燥・肌荒れ対策や、髪や頭皮にうるおいを与えるのに良いと言われていて、肌や髪・頭皮のお手入れに取り入れられています。
ホホバオイルの主成分ワックスエステルは、肌になじみやすく、幅広い肌質の方におすすめとされています。ホホバオイルは、ほとんど匂いがないので、オイルの香りが気になる方にもおすすめです。
アプリコットカーネルオイル
アプリコットカーネルオイルは、あんずの種子から抽出したオイルです。
肌にうるおいを与えるオレイン酸や、リノール酸などが含まれています。
肌にしっとりなじみ、肌を柔らげ、うるおいを与えます。
肌の乾燥などが気になってきた方や、乾燥による肌荒れなどが気になる方にもおすすめです。
ココナッツオイル
ココナッツオイルは、ヤシの実から作られる油脂です。
ここまでご紹介してきたオイルとは少し異なり、透明~白い見た目をしています。
ほんのりココナッツの香りがあります。
液体状のときは透明に近いですが、20℃程度の温度で固まるため、固形化すると白っぽいペースト状・バター状のようになります。
テクスチャーは、さらりとしていて、べたつきにくいのが特徴です。
マカダミアナッツオイル
マカダミアナッツから抽出した、ほのかなナッツの香りのオイルです。
食品のマカダミアナッツオイルには、オレイン酸・パルミトレイン酸が豊富に含まれています。
また、マカダミアナッツオイルは、伸びが良く、肌にとてもなじみやすいという特徴があります。
手に残ったオイルは、指先になじませて、乾燥を防ぐのもおすすめ。
肌をやわらげる・肌荒れを防ぐ・肌の保湿などに良いとされています。
スイートアーモンドオイル
スイートアーモンドオイルは、アーモンドの種子から抽出した植物油です。
肌にうるおいを与え、肌を柔らげます。
なめらかな肌触りで肌なじみが良く、マッサージオイルなどでも広く使用されています。
ほのかに甘く香ばしいアーモンドの香りで、少しとろみのあるテクスチャーです。
キャリアオイルの使い方
キャリアオイルをセルフスキンケアに取り入れる
今回ご紹介した6つのキャリアオイルは、肌になじみやすく、お手入れに取り入れやすいオイルです。お好みのキャリアオイルを手に入れたら、実際にお手入れを始めましょう!
①肌の保湿
洗顔後や入浴後などの保湿に、キャリアオイルを取り入れてみましょう。
肌の乾燥を防ぎ、化粧水などの水分を保ちやすくしてくれます。
顔のお手入れは、化粧水をたっぷり馴染ませたあと、キャリアオイル適量を手にとり、手の平で軽く温めてから肌に広げます。
(適量は、3~4滴から調節してみてください)
そして、乳液などを肌全体に薄めに塗りましょう。
美容液や乳液に、数滴混ぜて使用するのも良いでしょう。
体の保湿は、入浴後などの水分が残っているうちに、体全体になじませるのがおすすめです。
顔・体の乾燥が気になりやすい部分には、様子を見ながら重ね塗りをすると良いでしょう。
②髪のお手入れ
キャリアオイルは、髪をドライヤーの熱や乾燥から守ってくれます。髪のお手入れにもおすすめです。ドライヤーで髪を乾かす前などに、使うと良いでしょう。
肌のお手入れと同様に、キャリアオイル適量を手の平で軽く温めてから、髪の毛先などになじませます。パサつきや広がりなどが気になりやすい毛先が、しっとりまとまりやすくなります。
③頭皮のお手入れ
髪だけでなく、頭皮のお手入れにも使用できます。
シャンプーの前にキャリアオイルでの頭皮マッサージを取り入れてみると良いでしょう。
頭皮の汚れが浮きやすくなります。また、頭皮の保湿にもおすすめです。
まず乾いた髪を軽くブラッシングし、5~6滴程度キャリアオイルを手に取ります。
手の平で温めてから頭皮になじませたら、指の腹で頭皮全体を揉むようにマッサージします。
優しく2~3分程マッサージしたら、いつも通りシャンプーをします。
④ボディマッサージ
キャリアオイルにエッセンシャルオイル(精油)を加えて、マッサージなどに使用する方法もあります。マッサージには、エッセンシャルオイルの濃度が1%以下となるようにオイルをあわせます。
キャリアオイル10mlに対して、エッセンシャルオイル1~2滴の割合が目安になります。
マッサージオイルを手に取り、手の平で温めてからマッサージする部分に薄く伸ばしてマッサージしましょう。
いかがでしたか?1年の疲れをアロマトリートメントで心も体もリフレッシュしてしてくださいませ。